小倉百人一首 - 崇徳院

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77 崇徳院
瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に あはむとぞ思ふ
現代語訳  
川瀬の流れが速いので、岩にせき止められる急流が、一度は別れても再び合流するように、愛しいあの人と今は障害があって別れていても、行く末は必ず添い遂げようと思う。
作者  
崇徳院 (すとくいん)
崇徳天皇 1119〜1164 在位1123〜1142 第75代天皇。名は顕仁(あきひと)。鳥羽天皇の第1皇子。5才で即位するも、22才の時、鳥羽上皇の命で異母弟の近衛天皇に譲位。近衛天皇崩御の後に即位した同母弟の後白河天皇と保元の乱で争い敗れて讃岐に配流され、同地で崩御。
文法と語句
瀬をはやみ ― 川底が浅く、流れの速いところ。「AをBみ」で原因・理由を表す。「AがBなので」の意。Aは名詞、Bは形容詞の語幹。「瀬をはやみ」で、川瀬の流れが速いのでの意。
岩にせかるる滝川の ― 「せか」は、カ行四段の動詞「せく」の未然形。「せかるる」で、せき止められるの意。「滝川」は、急流・激流。現代語の滝に相当する古語は、垂水(たるみ)。「の」は、比喩を表す格助詞。ここまでが、「われても」を導き出すための序詞。
われても末に ― 「われ」は、水の流れが岩に当たって分かれることと愛し合う二人が別れることを表す。「ても」は、接続助詞+強意の係助詞で、逆接の仮定条件を表す。「末」は、将来・行く末。
あはむとぞ思ふ ― 「ぞ」と「思ふ」は、係り結びの関係。「あは」は、水が合流することと別れた二人が再び結ばれることを表す。「ぞ」は、強意の係助詞。「思ふ」は、ハ行四段の動詞「思ふ」の連体形で、「ぞ」の結び。
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