小倉百人一首 - 菅家

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24 菅家
このたびは ぬさもとりあへず 手向山 紅葉の錦 神のまにまに
現代語訳  
今度の旅は、御幣をささげることもできない。とりあえず、手向けに山の紅葉を錦に見立てて御幣の代わりにするので、神の御心のままにお受け取りください。
作者  
菅家 (かんけ)
菅原道真 (すがわらのみちざね) 845〜903 文人官僚。894年、遣唐使に任ぜられたが、建言により廃止。従二位・右大臣となるも、藤原時平により太宰権帥に左遷。学問・詩文に優れ、『類聚国史』、『三代実録』などを編集。没後、学問の神、天満天神とされる。贈正一位。
文法と語句
このたびは ― 「たび」は、「度」と「旅」の掛詞。
ぬさもとりあへず ― 「ぬさ」は、「幣」で、布や紙で作った神への捧げ物。道中の安全を祈るため用いた。「とりあへず」は、「取りそろえる暇がない」の意。「(紅葉の美しさの前では、)持参した御幣など捧げ物にはならない」とする説もある。
手向山 ― 神に御幣を捧げる山。本来は、普通名詞。奈良県や福岡県には、固有名詞に転じた「手向山」がある。
紅葉の錦 ― 紅葉の美しさを錦に見立てた表現。紅葉の名所である竜田山の竜田姫は、秋の神であり裁縫の神であって、そのことが意識されている。
神のまにまに ― 「まにまに」は、副詞で、「〜するままに任せる」の意で、この場合は、「神の思うままに(お受け取りください)」の意。
二句切れ
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